教員詳細



阿比留 久美
ABIRU Kumi

純度の高いぼーっとした時間がこよなく好きな、ちゃきちゃきしてない江戸っ子です。でも、ぼーっとしてなくても色々抜けているので、「欠けたる人」として生きると決心して、迷惑をかけつつ、時にかけられつつ日々を送っています。

専門分野

教育学(社会教育、青年期教育)、ソーシャルワーク

担当科目

現代人と居場所、子ども文化と社会病理

研究紹介

子ども・若者が大人へと育っていくときに重要な役割を果たす「居場所」について研究しています。人が育つとはどういうことか、どのような場所でどのような関係性のもとで子ども・若者はどのように育っていくのか、子ども・若者が生き、育つために社会のどのようなあり方が求められるのかをということを教育学的な視点と福祉的な視点から実践的に考えています。

現代人間論系への誘い

あらゆる人々は現代の社会状況・価値・規範の影響を受け、また自らも社会状況・価値・規範をつくる一端をにないながら日々を生きています。現代人間論系は、現代(社会)と人間の関係を学際的に探究していくことができる場です。ただ現代の社会から一方的に影響を受け、社会に対応/適応/順応して存在として人間を考えるのではなく、あってほしい社会や自分を創造していくことのできる存在としての人間のありようを一緒に考えていきましょう。

ゼミ・演習紹介

子ども・若者にかかわる社会の文化的状況やその状況に抗する文化がどのように生成し、展開していっているのかをとらえていくために、子ども・若者の文化の多面性・重層性に関心をもち、社会や自分のなかの「あたりまえ」を問い直していきます。子ども・若者はどのような文化や「居場所」を生き、つくっているのか、そもそも子ども・若者が「育つ」ということはどういうことなのか、探求していきましょう。 そのため、授業では、子ども・若者の文化について①現状を文献によって幅広く把握する、②実際に現地におもむき子ども・若者の生きる場を体感する(フィールドワーク)、③現状を分析するための道具(理論)を身につける、④枠組みをもって分析・探求する、⑤合同ゼミによって多様なものの見方・考え方にふれていくことをおこなっていきます。方法論としては、教育学、福祉学、社会学、歴史学などの方法論を柔軟に採用しつつ授業を実施していきます。 他者としての子ども・若者の文化やありように関心をもつことは、「子ども好き」であることとイコールではありません。子ども・若者が好きでかかわることも好きだという人だけでなく、子ども・若者が必ずしも好きではなかったり苦手意識をもっていたりするけれども、他者としての子ども・若者とかれらの文化が「気になる」という人の参加も歓迎します。

個人HP


Mail

abiru93*waseda.jp
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研究室

33号館1311
現代人間論系室

開室時間
月-金:12:00~18:00

お問い合わせ
TEL/FAX:
03-5286-3558(内線3382)
メール:
human*list.waseda.jp
(*を半角@に変えて入力してください)

場所
〒162-8644
東京都新宿区戸山1-24-1
早稲田大学 戸山キャンパス
33号館701号室