教員詳細



岡部 耕典
OKABE Kosuke

ポスト団塊/オイルショック世代、京都生まれ東京育ちのマージナルマンです。

専門分野

福祉社会学、障害学(ディスアビリティ・スタディーズ)

担当科目

ゼミ:ディスアビリティと現代
演習:生きて働くことの臨界、福祉社会の臨界
講義:障害学、福祉社会論、現代人間論系総合講座1,2

研究紹介

再分配の政治とケアの社会化のための社会(福祉)政策/理論、障害者の自立生活とパーソナルアシスタンス/ダイレクトペイメント、当事者のガバナンスとセルフ・アドボカシーなど。

最近の関心領域として、障害、ジェンダーとセクシュアリティ、エスニシティの交差性(intersectionality)とマイノリティの社会運動。

主著書に、「障害者自立支援法とケアの自律」、「ポスト障害者自立支援法の福祉政策」(明石書店)、共著に、「良い支援?」、「ズレてる支援!」(生活書院)、編著に、「パーソナルアシスタンス」(生活書院)など。共同編集している雑誌「支援」もどうぞよろしく。

現代人間論系への誘い

まなざすのではなく聴き発する問いこそが自足する「明晰」の世界を突き崩し、自らの生き方の〈窓〉をひらきます。「現代」をsurviveしていくためのしなやかでたくましい叡智を身につけてください。

ゼミ・演習紹介

「障害(disability)は社会的に構築されている(個人の属性ではない)」という考え方を「障害の社会モデル」と呼びます。

私が担当する「ディスアビリティと現代」ゼミでは、「障害の社会モデル」を手がかりとし、加速する新自由主義と閉塞する福祉国家を交響する公共圏へと再構築するために必要な「自由の平等」と新たな福祉のかたち(ケア・運動・政策・制度的再分配)について、障害、ジェンダーとセクシュアリティ、エスニシティの領域を往還しながら、読み/調べ/考えていきます。

生きて働くことの臨界(春期演習):就活や非正規雇用の“生きづらさ”、若者の労働運動、能力主義や分配的正義、生活保護バッシングなどの福祉社会のイシューを参照しつつ、働くことを含む生き方の自由が生存の平等を棄損しない社会の在り方やそのために必要なシステムを構想する。

福祉社会の臨界(秋期演習):いのちを分ける、老い/呆けること、〈貧困〉問題のリアル、臨界を超えて、という4つのテーマを設定し、福祉社会の臨界にせめぎあうさまざまな課題について、講義や映像の視聴、ディスカッションを繰り返しながら多面的に検討する。

個人HP

岡部耕典研究室
★これまでのゼミ論文が全文掲載されています。

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現代人間論系室

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