「関係を生きる人間」論プログラム(プラクティカル・エシックス)の紹介

皆さんこんにちは!御子柴ゼミ4年の深栖悠です。これから私の所属する御子柴ゼミの紹介をさせていただきます。

〇御子柴ゼミについて
御子柴先生は、カント哲学を中心とする西洋近現代哲学を専門とされている方で、日本カント協会の会長を務められています。御子柴先生が大学生のリアルな疑問を哲学の視点から分析するという早稲田ウィークリーの記事が昨年公開されているので、御子柴ゼミに興味がある方は是非見てみてください!(https://www.waseda.jp/inst/weekly/features/specialissue-philosophy/ )
この記事のように、御子柴先生は幅広い哲学の知識から私たちの議論を深めてくださり、毎授業自分の視野が広がっていると実感しています。
ゼミは木曜日の3限に3,4年合同で行われます。授業が延びることはないので4限に授業を入れることも可能です!

〇活動内容
御子柴ゼミでは、主に3つの活動を行っています。

①時事的倫理問題の議論
隔週でゼミ生が新聞記事を持ち寄り、現代社会の問題に潜む善悪の線引きや規範、道徳や倫理についての問いを立て、4~5人のグループで話し合いを行います。これまで扱ったテーマは「転売ヤー」、「死者の尊厳」、「犯罪者の権利」、「共同親権」、「女子枠」などですが、これらはほんの一部にすぎず、自分の関心がある問題について自由に取り上げることができます。議論を通して社会問題に対する新たな視点を得られたり、自分自身の思考の癖を知ることができたりと、常に学びの多い時間です!

②書籍の輪読
時事的倫理問題の議論を行わない週は、書籍の輪読を行います。章ごとに担当者が割り振られレジュメを作成し、立てた問いについてグループで議論を交わします。
これまで扱ってきた書籍は以下の通りです。
フランソワ・ジュリアン『道徳を基礎づける 孟子vs.カント、ルソー、ニーチェ』(2024年春学期)
松元雅和『平和主義とは何か 政治哲学で考える戦争と平和』(2024年秋学期)
玉手慎太郎『公衆衛生の倫理学 国家は健康にどこまで介入すべきか』(2025年春学期)

③グループ研究
半期ごとに、ゼミ生の興味関心に基づいて3~6人程度のグループを作り、主に授業外の時間(ゼミ開始前のお昼休みなど)で研究を進めていきます。輪読の形式を取る研究が多く、今学期は『善悪の彼岸』(ニーチェ)、『死に至る病』(キルケゴール)、『公共哲学』(リップマン)などを扱っています。半期の研究の成果は、学期末に発表します。

〇メッセージ
御子柴ゼミは合宿を行わないゼミですが、授業内に沢山話し合う時間があり、毎回違うグループで話し合うため交流を深めることができます!
互いの意見を尊重し合い安心して意見を述べることができる温かい雰囲気の中で、自分の関心分野を考え抜くことができる環境です。様々なテーマ、観点にふれることができるため、まだ自分が研究したいことが分からないという人にもおすすめです。
皆さんが御子柴ゼミに来てくださることを、ゼミ生一同心待ちにしています♫







現代人間論系室

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月-金:12:00~18:00

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