教員詳細



谷辺 哲史
TANIBE Tetsushi

2023年度より早稲田大学に着任しました。広島県出身。広島カープを応援しています。

専門分野

社会心理学

担当科目

AIと人格(講義)、科学リテラシー論(講義)、現代人と情報科学(演習)、現代社会とAI(演習)、身体とエンハンスメント(演習)、科学技術と社会(「心身を生きる人間」論ゼミ)ほか

研究紹介

 科学技術の社会的受容をキーワードとして研究を行っています。最近の研究テーマは大きく分けて2つあります。
(1)人工知能・自律ロボットの利用に関する市民の態度・・・自動運転車による交通事故のように、科学技術の発展に伴って新たに生じる問題を取り上げ、責任の所在やリスク受容に関する一般市民の態度を調査することで、社会に受け入れられる科学技術のあり方を考察します。
(2)生命倫理学的課題に関する判断の心理過程・・・細胞の培養・移植や、身体と機械の接続といった科学技術の発展は、時に倫理的な懸念を引き起こします。これらの技術が持つどのような要素が人々の態度に影響を与えているのかを調査しています。

現代人間論系への誘い

 「彼らしさというのは彼の中だけにあるわけではないんです。家族、友人、(中略)彼を取り巻くすべてのものが彼らしさを作ります」(山田胡瓜『AIの遺電子』第6巻)
 人間とは何か、私は何者かという問いは、誰しも一度は考えたことがあるかもしれません。この問いに答えるには、ただ「私」について考えるだけでなく、私たちが今どのような社会に生きているのかを知り、私以外の多様な人々の考えに触れることが大切です。現代人間論系では、心理学、社会学、哲学などさまざまな学問の枠組みを使って、人間について考えるための視点を獲得できます。「人間とは何か、私は何者か」という問いは4年間で答えを得られるものではないかもしれませんが、皆さんが今よりも広い視野でこの問いを捉え、考えを深められるようにお手伝いしたいと思います。

ゼミ・演習紹介

 4年生のゼミ論文では、科学技術と社会の関係について、各自の関心に応じて問いを設定し、仮説を立ててそれを検証することが目標となります。3年生の段階ではその準備として、関連する文献を精読したり、社会調査の手法を学んだりしてもらいます。
 演習では、科学技術に関わる倫理的な問題について文献を読み、議論を行う予定です。いずれも2023年度から始まる若い授業なので、皆さんと一緒に有意義な授業を作っていきたいと思います。

個人HP

https://sites.google.com/view/tanibetetsushi/

Mail

tanibe*waseda.jp
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研究室

33号館1307
現代人間論系室

開室時間
月-金:12:00~18:00

お問い合わせ
TEL/FAX:
03-5286-3558(内線3382)
メール:
human*list.waseda.jp
(*を半角@に変えて入力してください)

場所
〒162-8644
東京都新宿区戸山1-24-1
早稲田大学 戸山キャンパス
33号館701号室